ついに関東も梅雨入り。山登りの予定が雨で流れがちな時期ですが、前線が動いて急に予報が雨から晴れに変わったりもする季節でもあります。

 急に1日だけ雨が上がった休日。そんなラッキーな日には、首都圏からほど近い高川山に登ってみてはいかがでしょう。この山の見どころとおすすめルートの解説、そして登るべき時間帯について解説します。

■アクセスの良さで人気を集める展望の山

わかりやすい看板がいくつも立っているので道に迷うことはないだろう

 山梨県都留市に位置する、標高976mの低山です。新宿からは電車で1時間半ほど、JR初狩駅や富士急の行田野倉駅から歩き始めることができるアクセスの良さが人気を集めています。

 ルートはいくつかありますが、今回紹介するJRの初狩駅から登り始めて大月駅に下りるルートなら、気持ちの良い尾根の緑の中を爽快に歩くことができます。

駅から登山口までは舗装路が続く

 スタートはJR初狩駅です。駅を出ると角ごとに「高川山」という看板が出ているので、これを辿っていけば登山口に辿り着けます。道中にコンビニなどはないので、駅で飲み物を調達したり、トイレを済ませておくとよいです。

登山口

 住宅街から霊園、林道を抜けると登山口です。沢沿いを行くルートと直登ルートがありますが、どちらから行ってもここから山頂までの1時間で標高400mほど、しっかりと登らされるのでご覚悟を。しかし、針葉樹の植林ではなく、緑が美しい広葉樹が多い森なので、気持ちよく登れるでしょう。

ぎゅっとした登りをこなして山頂を目指す